強豪棋士が集う大会の中でも、各チームが優勝候補と口を揃えるチームが出来上がった。4月4日に放送されたプロ将棋界初の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」で、永瀬拓矢二冠(27)が1巡目、2巡目ともに競合指名ながらくじを引き当てたのが藤井聡太七段(17)、増田康宏六段(22)。藤井七段は個人戦だった第1回、第2回を連覇。増田康六段も、2大会とも本戦出場を果たした。普段の対局はもちろんのこと、超早指し戦でひときわ輝く仲間を得た永瀬二冠は「応援する時に将棋を見たいと思える2人なので、チームを組めてよかったかなと思います」と、手応えのあるチーム構成にうなずいた。