競輪の中継や予想会などで解説者が「この選手はタテがあるから付いていける」とか「番手にヨコの脚があるから捲られませんよ」など、“タテ”や“ヨコ”もしくは“タテの脚”や“ヨコの脚”という言葉を使っているのを聞いたことありませんか?
 “タテの脚”というのはイメージしやすいと思います。進行方向へ向かって、タテに真っ直ぐ踏み込める脚力のことです。自力先行の選手がタテの脚を持っているのは当然のこと。ラインを引き連れて真っ直ぐに、風を切って引っ張っていく脚があるから自力で行けるわけです。