宮殿にいても、ここまで違和感がない将棋棋士も珍しい。名人の経験もある佐藤天彦九段(32)が5月1日、ビデオ会議ツール「Zoom」を利用した対局に挑戦。対局者、解説、聞き手がそれぞれの自宅でつながる斬新な企画だったが、佐藤九段は背景画に宮殿のような画像を設定。ハイセンスなファッションにも定評がある佐藤九段と背景画のマッチに、ファンから「やっぱり貴族」「違和感がないのがさすが」と絶賛された。
佐藤九段は、その穏やかな雰囲気とセンスのあるファッション、トップクラスの棋力から“貴族”の異名を持っている。この日は、プロデビューしたばかりの服部慎一郎四段(20)に胸を貸すこととなり、超早指しのルールで三番勝負を行った。
対局は貫禄を見せた佐藤九段が2勝0敗で勝利したが、とにかくファンを喜ばせたのがその背景画だった。登場してすぐから「宮殿やないか」「凄すぎる自宅w」「笑かしにきてる天彦w」とコメントが殺到。さらに解説を務めた山本博志四段(23)に「佐藤先生のご自宅が…」とツッコまれても「ああ、いつもこんな感じです」と爽やかな笑み。この言葉に再びファンは盛り上がり「さすが名人になると御殿が建つんだな」「いつもどおりの宮殿」「違和感ないのがさすが」と大賑わいだった。
なお、この背景はイタリア・フィレンツェにあるサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会のものだと見られている。
(ABEMA/将棋チャンネル)