将棋の竜王戦1組ランキング戦の決勝が5月7日に行われ、羽生善治九段(49)と佐藤和俊七段(41)との対局は、午後6時から40分間の夕食休憩を終え、夜戦に入った。羽生九段が勝てば、同組で3度目の優勝、佐藤七段が勝てば1組初参加で初優勝となる。両者の対戦は過去3回あり、羽生九段の2勝1敗。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、日本将棋連盟では東西遠征等、対局者の長距離移動を伴う対局などを延期しており、また東西の将棋会館での対局も1部屋1対局以下に抑えるなどの対応をしている。
羽生九段は、19歳での自身初タイトル、史上初の永世七冠など、竜王戦で達成した記録も多く、番勝負15回出場は最多。また、今期挑戦権を獲得すれば、自らが持つ最年長での挑戦記録も更新する。本局に勝利した棋士は、本戦で1回勝利すれば挑戦者決定三番勝負にたどり着くだけに、重要な一局と言える。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は佐藤七段。戦況は佐藤七段がやや優勢と見られるが、残り持ち時間では羽生九段が1時間以上リードしている。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
羽生善治九段 にぎり・中 佐藤和俊七段 塩さば弁当(ご飯少なめ)
【夕食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 2時間13分(消費2時間47分) 佐藤和俊七段 57分(消費4時間3分)
(ABEMA/将棋チャンネル)