元若乃花、満身創痍の横綱昇進を振り返る「横綱に上がってしまう…ヤバいと思ったのが本心」
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 元横綱・若乃花の花田虎上が、2場所連続優勝で横綱昇進を決めた際「横綱に上がってしまう。ヤバいと思ったのが本心」と、当時の心境を赤裸々に語った。

【動画】3代目若乃花、最後の一番

 花田は5月23日に放送されたABEMAの特番に生出演。新型コロナウイルスの影響で三月場所は無観客開催、五月場所は中止となる中、ファンを楽しませようと決まった番組で、過去の映像なども振り返りながら、視聴者を楽しませた。

 懐かしい映像の中でも、横綱昇進・引退を決めた場面を集めたVTRを見ると、話題は自然と花田自身のことに。清野茂樹アナウンサーから、昇進を決めた瞬間の思いを聞かれると「横綱上がってしまう、ヤバいと思ったのが本心」と笑いながら紹介。大関在位29場所で、綱取りには「3回ほど失敗した」が、やっと上がれたころには「ボロボロだったので、ああどうしようという感じ」と、既に満身創痍だった当時の状況を説明した。

 弟・貴乃花とともに、史上初の兄弟横綱として一時代を築いた花田だが、本人も話すとおり足のけがなどにより、横綱昇進後は休場も多かった。2場所連続休場から、進退をかけて挑んだ三月場所では2勝2敗から栃東に敗れたところで引退を発表。29歳2カ月の若さだったが、前年には15日間出場しながら負け越した場所もあり「その時に引退したかったけど辞められなくて。でも一番うれしいのは応援してくれたお客さん、感謝感謝です」と、最後まで声援を送ってくれたファンに改めて礼を繰り返していた。

(ABEMA/大相撲チャンネルより)

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横綱昇進時には全身「ボロボロ」
横綱昇進時には全身「ボロボロ」

元若乃花、満身創痍の横綱昇進を振り返る「横綱に上がってしまう…ヤバいと思ったのが本心」