将棋の王座戦挑戦者決定トーナメントが5月27日に行われ、行方尚史九段(46)と佐藤天彦九段(32)が対局を開始した。両者の対局は過去9回あり、佐藤九段が6勝3敗で勝ち越している。
▶中継:王座戦挑戦者決定トーナメント 行方尚史九段対佐藤天彦九段(対局中)
行方九段は1993年10月に四段昇段。棋戦優勝2回で、名人、王位のタイトルにそれぞれ1回挑戦したことがある実力者。竜王戦3組(1組:7期)、順位戦B級1組(A級:6期)。
佐藤九段は2006年10月に四段昇段。名人を3期連続で保持したことがあり、棋戦優勝も4回を誇る。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級以上:6期)。
日本将棋連盟では新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言により、対局の中止・延期をしてきたが、解除を受けて6月1日からは東西遠征など、長距離移動を伴う対局も再開。今後は、タイトルをかけた番勝負開催に向けて、各棋戦の対局が一気に進む見込みだ。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は行方九段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネル)