将棋の藤井聡太七段(17)が6月4日、ヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメントの決勝で永瀬拓矢二冠(27)に勝利し、史上最年少となる17歳10カ月20日でのタイトル挑戦を決めた。デビュー直後から数々の記録を作ってきた藤井七段だが、本人も目標としてきたタイトル挑戦が決まり、関係者からもコメントが寄せられた。日本将棋連盟・佐藤康光会長(50)は「大変な快挙だと思います」、挑戦を受ける渡辺明棋聖(棋王、王将、36)は「間違いなく将棋史に残る戦い」と語った。前記録保持者の屋敷伸之九段(48)、師匠・杉本昌隆八段(51)らのコメント全文は以下のとおり。
日本将棋連盟会長・佐藤康光九段
史上最年少の挑戦ということで大変な快挙だと思います。渡辺明棋聖との五番勝負、大変な話題を集めることとなりますが、藤井聡太七段の番勝負の中での日々成長、進化の過程に注目していきたいと思います。
現タイトル保持者・渡辺明棋聖
藤井聡太七段の初めてのタイトル戦という、間違いなく将棋史に残る戦いに出場することに大きなやりがいを感じています。注目される五番勝負になるので、期待に応えるような将棋が指せればと思っています。
前記録保持者・屋敷伸之九段
藤井聡太七段、タイトル挑戦おめでとうございます。タイトル戦でどのような将棋を指すか、楽しみにしています。
師匠の杉本昌隆八段
社会や日々の生活が大きく変化していく中、集中力を持続させて見事に新記録を達成してくれました。将棋が指せる幸せや感謝の気持ちを忘れず、五番勝負も全力で戦って下さい。師匠として楽しみにしています。
(ABEMA/将棋チャンネル)