(反選手会同盟の旗とともに)
 空手衣を着た齋藤彰俊が、リング上で挑戦状を読み上げた。かつてと同じ光景に、不退転の決意が表れていた。
 1992年、所属する誠心会館と新日本プロレスの遺恨が勃発。齋藤は東京ドーム大会のリングに上がり、挑戦状を読み上げている。これがプロレスラー・齋藤彰俊の新たなスタートになった。
 今回はノアマットでそれと同じことをしたのだ。目の前にいたのはGHCヘビー級王者の潮崎豪。齋藤にとって久々の王座挑戦は6月14日配信の大会で組まれている。