将棋の名人戦七番勝負第2局1日目が6月18日、山形県天童市「天童ホテル」で行われた。第1局で、挑戦者の渡辺明三冠(36)がつけたランニング用のマスク「BUFF(バフ)」が注目を集め、ファンからは「ナベノマスク」と呼ばれたが、第2局でも採用。今回は室温や体調などに合わせてか、2つのマスクを交互につける二刀流戦術も見られた。
渡辺三冠が対局時につけるマスクが一躍話題になったのは、三重県鳥羽市「戸田家」で行われた第1局でのこと。一般的によく使われる白のマスクから、ランニング用マスクに付け替えたところ、その紺色と和服が見事にマッチし、ファンからは「時代劇っぽい」「忍者風」など、ネット上を中心に大盛り上がりとなった。
第2局でも、指し手同様に、そのマスク捌きに興味が注がれていたが、豊島将之名人(竜王、30)の34手目を待っていた午後1時50分ごろに、お茶と水を飲んだ後、手荷物から黒のフェイスマスクを取り出して装着。さらに約40分後には、もともとつけていた白のマスクに戻すなど、使い分けを見せた。
第1局での「ナベノマスク」初登場から、各メディアでも取り上げられ、詳細な理由について取材も入ったほどだが、期待通りに2局続けて採用されたことで、ファンも早速反応。「勝負手来た」「ナベノマスクの忍者感」「待ってたぁ!!!」など、次々と喜びの声があがっていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)