将棋の叡王戦七番勝負第1局が6月21日、静岡県賀茂郡の「伊豆今井浜温泉 今井荘」で午前10時から始まった。自身初のタイトル防衛を目指す永瀬拓矢叡王(王座、27)と、序列1位の豊島将之竜王・名人(30)による、複数冠同士の注目対決。先勝するのはどちらか。
叡王戦七番勝負は例年、4月から開幕していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、開幕が延期に。約2カ月半遅れでの開幕となった。
永瀬叡王は2009年10月に四段昇段。叡王が自身初のタイトルで、その後に王座も獲得したことで、豊島竜王・名人、渡辺明三冠(36)とともに、複数冠保持者となった。
豊島竜王・名人は2007年4月に四段昇段。2019年度に竜王、名人と相次いで獲得し、史上4人目の「竜王・名人」となった。
永瀬叡王は23日に藤井聡太七段(17)と王位挑戦者決定戦、豊島竜王・名人は現在、渡辺三冠と名人戦七番勝負の真っ最中と、両者ともタイトルに関わる戦いを続けている将棋界の中心人物だ。
本局の持ち時間は各5時間で、先手は永瀬叡王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)