将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月23日、王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(27)と対局中だ。本局の勝者は木村一基王位(47)への挑戦権を獲得。藤井七段にとっては、最年少でのタイトル獲得記録更新の可能性がさらに広がることになる。
藤井七段は4日、ヒューリック杯棋聖戦の挑決で、同じく永瀬二冠と対決。激闘の末に勝利し、最年少でのタイトル挑戦記録を更新した。現在、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)との五番勝負を行っているが、王位戦でも挑戦権を得ると、同時期に二冠の可能性が生じる、いわば“ダブルタイトル戦”の状況が訪れる。
藤井七段は2016年10月に、最年少となる14歳2カ月で四段昇段しプロ入り。直後から史上最多の29連勝を記録するなど、多くの記録を打ち立てた。年を追うごとにトップ棋士との対局も増える中、デビュー以来3年連続して勝率8割超えを達成。タイトルホルダーと同等の力を持つと言われる中、今月ついにタイトル挑戦にたどりついた。
永瀬二冠は2018年度の叡王、2019年度に王座と、立て続けにタイトルを獲得したトップ棋士の一人。将棋にかける熱い思いから“軍曹”“中尉”といった異名で呼ばれることがある。藤井七段とは日頃から研究をする間柄で、両者の活躍も切磋琢磨してきた結果とも言える。
本局の持ち時間は各4時間で、先手は藤井七段。戦型は角換わりになった。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
永瀬拓矢二冠 肉豆腐(キムチ) 藤井聡太七段 肉豆腐(キムチ)ご飯少なめ
【昼食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢二冠 2時間47分(消費1時間13分) 藤井聡太七段 3時間27分(消費33分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)