将棋の名人戦七番勝負第3局が6月25日、東京都渋谷区の将棋会館で午前9時から始まった。初防衛を目指す豊島将之名人(竜王、30)と、初の名人獲得を狙う渡辺明三冠(36)の戦いは、1勝1敗の五分。38年ぶりに将棋会館で行われる名人戦を制し、リードするのはどちらか。
▶中継:将棋界の頂上決戦 豊島将之名人 対 渡辺明三冠 名人戦第3局
豊島名人は2007年4月に四段昇段。プロデビュー直後から7割超の高勝率で勝ち続け、早期のタイトル獲得も期待されると、2018年度に棋聖で初タイトル。そこから続けて王位、名人、竜王と合計4期獲得した。タイトル保持者として防衛に成功したことがなく、今回の名人戦では、防衛に三度目の正直なるか。
渡辺三冠は2000年4月に四段昇段、今年4月でプロ歴20年を迎えた。永世称号の資格を持つ竜王(11期)、棋王(8期)など、歴代5位のタイトル通算25期を誇るが、名人挑戦は今回が初。将棋史に名を残す棋士が、悲願達成なるか。
第1局は渡辺三冠、第2局は豊島名人と、いずれも後手番の棋士が勝利。通算での対戦成績は、29回の対戦で豊島名人が12勝、渡辺三冠が17勝。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は豊島名人。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)