将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月28日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と午前9時から対局を開始した。藤井七段は、本局に勝利すれば史上最年少タイトル獲得の記録更新に王手をかける。
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今月4日、最年少でのタイトル挑戦を決めた藤井七段だが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、2カ月ほど公式戦を離れていたものの“充電期間”を活かして、破竹の快進撃を続けている。8日に棋聖戦第1局の勝利を飾ると、23日には王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(27)を下し、2つ目のタイトル挑戦権を獲得。最年少タイトルに加え、一気に二冠獲得の期待も高めている。
第1局では、最終盤に勝勢だった藤井七段に対し、渡辺棋聖が16回連続で王手をかけるという猛プレッシャー。1手間違えば逆転負けという恐怖の中、正解を選び続けた藤井七段に対して、称賛の声が多数あがった。第2局では着慣れたスーツではなく、和服姿で登場した。
渡辺棋聖は25、26日に名人戦七番勝負の第3局を2日かけて戦ったばかり。中1日での防衛戦に、コンディションも心配されるところだが、天才棋士の壁となるべく、今シリーズ初勝利でタイに戻したいところだ。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋聖。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)