本人にとっても、予想だにしないチャンスだった。
 7月12日の『RISEonABEMA』無観客大会で行なわれる、那須川天心の2020年初ファイト。その対戦相手は公募から選ばれた。白羽の矢が立ったのは笠原友希。シュートボクシングのフェザー級1位で、兄の弘希とともに兄弟ファイターとして活躍している。
 日本キック界トップの一角である小笠原瑛作に勝利したこともあり、そのポテンシャルは高い。しかも那須川より年下の19歳。笠原にとって那須川は「映像を見て勉強したり、憧れの選手」だった。