“実況名人”の真骨頂だ。プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント1回戦、チーム三浦とチーム広瀬が7月11日に行われ、解説を務めた藤森哲也五段(33)が、6時間を超える生放送で、将棋界では使われない新ワードを次々と使いこなし、視聴者を大いに楽しませた。競馬、麻雀、野球、ゲームなど、将棋ファンとも近そうなジャンルから、局面に合わせたワードを瞬時にチョイス。最近ではYouTubeのチャンネルも解説した棋士の巧みな話術が、夏の夜に全開になった。