室内で長時間に渡り、じっと盤面に向かい続けるといったイメージが強い将棋棋士だが、盤を離れれば意外な一面を持っている棋士も多いものだ。7月13日に52歳の誕生日を迎えたベテラン・中川大輔八段は、かの藤井聡太七段(17)と同じ順位戦B級2組に所属し、解説などではそのダンディーな出で立ちとトークでも人気。そんな中川八段が、誕生日に公開した写真がワイルド過ぎると、ファンの間で大きな話題になった。
中川八段は、藤井七段が木村一基王位(47)に挑戦している王位戦七番勝負の第2局の解説を務めるべく、ABEMAの将棋中継に出演。今年でプロ生活33年を迎えるキャリアの持ち主は、豊富な知識と経験に支えられたトークで、ファンを楽しませていた。木村王位、藤井七段、それぞれの長所や持ち味を語っていたが、ABEMAのコメント欄がこの日一番の盛り上がりと言っていいほどの賑わいになったのが、中川八段の日常を紹介するコーナーだった。
登山が趣味の中川八段が「秘蔵写真」と紹介されて披露したのは、サングラス姿で奥秩父・乾徳山に登った時の写真たち。入り口付近の立ち姿は、健康的な様子に見えたが、次に紹介されたものは、急斜面の時に鎖を頼りに登る「鎖場」。たくましく登る様子に、聞き手を務めていた飯野愛女流初段(33)も「先生!これ、『ファイト一発』の人ですよ!CMで見たことがあるやつです」とびっくり。これに中川八段も乗っかり「CM狙ってますね、明らかに」と微笑んだ。
現役棋士かつ、ハードな登山もこなす52歳に対して、ファンも「鎖場やん。ガチやな」「50過ぎてこれってw」「頭もキレるし、体もキレる」「ワイルドだろ?」と大盛り上がり。真っ黒に日焼けした顔の理由も分かるワイルドさに、絶賛が続いていた。
なお、番組スタッフから誕生日のケーキを贈られた中川八段は喜びながら、今後の抱負を語り「一局一局、全力で挑めるように健康管理をしたいですね。体力がなくなると、だんだん気力もなくなって、粘りもなくなる。今一生懸命研究しても、急激に伸びるもんでもないですから」と、心身の充実を目指していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)