渡辺明“新”名人、誕生!プロデビューから丸20年で悲願達成 三冠にも復帰/将棋・名人戦七番勝負 将棋豊島将之,渡辺明 2020/08/15 17:55 拡大する 将棋の名人戦七番勝負第6局が8月14、15日の2日間、大阪府大阪市の関西将棋会館で行われ挑戦者の渡辺明二冠(36)が、豊島将之名人(竜王、30)に99手で勝利し、シリーズ成績4勝2敗で名人獲得に成功した。竜王、棋王で永世称号の資格を持つ名棋士が、2000年4月のプロデビューから丸20年となった年に悲願を達成。36歳3カ月での新名人は歴代4位の年長記録となる。【中継】渡辺明“新名人”誕生! ついに念願叶っての名人獲得だ。3勝2敗とタイトルに王手をかけて臨んだ第6局は、得意としている矢倉で決着をつけにいった。後手番の豊島名人が積極的な姿勢を見せる中、時間をしっかりかけて対応。形勢互角のまま1日目の終了を迎えた。2日目に入り、難解な中盤で少しずつリードを積み上げると、終盤に向けては昼食休憩を終えた直後に勝負を決めに行く決断の一手。豊島名人から反撃も受ける中でも、見つけた勝ち筋を的確にたどり、快勝で名人の座を手に入れた。 続きを読む 関連記事