アニメキャラに“投げ銭”なぜしたくなる? “スパチャ”世界ランキングで日本人VTuberが上位独占! 総額8000万円超も
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 YouTubeのライブ配信で、視聴者がコメントと共に直接お金を送れる投げ銭機能「スーパーチャット」。このスーパーチャットの累計金額の世界ランキングが「Playboard」で発表された。

【映像】「いいなぁ~」田中萌アナ、VTuberと投げ銭に興味?(6分30秒ごろ~)

 1位には、累計金額8942万円で日本のVTuberがランクイン。ランキング全体を見てみると、なんとトップ10のうち8チャンネルが日本人で、そのうち7チャンネルがバーチャルYouTuber、いわゆるVTuberだった。

 スーパーチャット(通称“スパチャ”)では、視聴者は100円から最大5万円まで好きな金額を設定し、投稿者にお金を送ることができる。ニュース番組「ABEMAヒルズ」のスタッフが取材を進めると、10万人以上がチャンネル登録をしている「朝ノ姉妹ぷろじぇくと」の運営担当者・ノリさんは「スーパーチャットによる収入の額は言えない」とした上で、収入のおよそ9割は「スーパーチャットだと思う」と回答。投げ銭は「20代から40代の男性が中心」だという。

アニメキャラに“投げ銭”なぜしたくなる? “スパチャ”世界ランキングで日本人VTuberが上位独占! 総額8000万円超も

 なぜ日本人VTuberが人気なのだろうか。ノリさんは「2つ理由があると思う」と推測する。

「1つが活動内容による違い。(VTuberの動画は)かわいいアニメのような見た目をしたキャラクターで、かわいい声をした女の子が生放送をしている。普通のYouTuberさんは(事前に撮った)動画が中心なので、スーパーチャットを送ってもリアルタイムで反応が返ってこない。でも、VTuberの場合は、かわいいアニメようなキャラクターがリアルタイムで反応を返してくれる。だから、スーパーチャットで投げ銭を送りたいという気持ちが強くなるのでは」

 さらに、ノリさんは日本人VTuberが人気を博している2つ目の理由として「ファン層の違い」を指摘。「アニメキャラが好きで、アイドルの追っかけをする人が(VTuber)のファン層に近い」と、通常のYouTuberのファンとは違った“アイドルの追っかけ”をするような人の心をつかんでいることを明かした。

■なぜアニメキャラに投げ銭? 広告の枠組みを超えた新しい経済

 ニュース番組「ABEMAヒルズ」のコメンテーターで、慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は、アニメキャラクターに投げ銭をしたくなる人間の心理について独自に考察。

アニメキャラに“投げ銭”なぜしたくなる? “スパチャ”世界ランキングで日本人VTuberが上位独占! 総額8000万円超も

「面白いのは、リアルな顔出しをしているYouTuberには投げ銭をしていなくて、裏側にいるのが人間だとわかっていてもアニメのキャラクターには投げ銭できる心理。身近な存在にほど優しくできない、身近な存在ほど素直に褒められない心理が人間にはある。当然、二次元にも裏側に人間がいるのに、チップをあげたくなる心理は掘り下げたら面白い」

 広告の枠組みを超えて、投稿者に対し、自分が思った金額を渡す投げ銭機能。新しい経済の形に、若新氏は寄付のツールとしても活用を提案する。

「日本でもクラウドファンディングの文化が徐々に根付いてきている。例えば、いろいろな境遇に置かれている子供たちが『自分はこういう能力があるのに、金銭的な理由でできない』という状況になったとき、寄付の1つとして、(投げ銭の)チャンネルが多角化していけばいい」

(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

【映像】投げ銭で8000万? VTuberの懐事情
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