9月4日に後楽園ホールで開催された「RISE142」で鷹介（魁塾）と金子梓（新宿レフティージム）が対戦。1ラウンド終盤、鷹介が強烈な右でアゴ、テンプルと続けざまに打ち抜いて圧巻のKO勝利を飾った。鷹介の重みのあるパンチで殴り倒すスタイルもさることながら、アゴに続いてテンプルを打ち抜かれた金子がストンと真っすぐ崩れ落ちる様子に「危ない」「落ち方が怖かった」などネットが一時騒然とする場面もあった。
１ラウンド序盤は鷹介、金子ともにローとフックを振るう手数の多い出だし。身長とリーチで勝る鷹介は冷静に金子の蹴りをさばきながら、至近距離で強い右を1発、2発と打ち込んでいく。鷹介の右が金子の顔面を捉えるたびに「バシッ、バシッ」と鈍い音が会場に響き渡った。
その後もパンチにミドルキックも加えて手数で上回る鷹介。金子も懸命にガードするが、時折空を切る鷹介の右は「一発でも当たると危険」な空気を醸し出していた。
中盤に入ると、金子がローキックをきっかけに反撃するが、鷹介がじわりと前に出てプレッシャーをかけ、右ミドルからヒザ。さらに強烈な右をアゴへ2発。クリンチ気味に寄りかかる相手に、鷹介がダメ押しの右を放つと、金子はよろめきながら手をついて最初のダウンを喫した。
カウント8で試合が再開されると、金子をコーナーに追い詰めた鷹介が、強烈な右をアゴからテンプルへ打ち下ろし気味にねじ込んで一気に勝負を決めた。
この試合についてABEMAで解説を務めた第6代DEEP☆KICK-60kg級王者の中村寛が「最初から鈍い音が鳴ってるなと思っていましたけど、直接入ったら効くんでしょうね。圧勝ですね」と感想を述べると、視聴者からは「パンチあるな」「（パンチの）音が違うもんな」と鷹介の重いパンチについて驚きの声が。さらにスロー映像で渾身の「アゴ→テンプル」が映し出されると「打ち下ろしてる」「落ち方が怖かった」など、しばらく立ち上がることができなかった金子の状態を心配する声も多く聞かれていた。
