<大相撲秋場所>◇十三日目◇25日◇東京・両国国技館
新入幕で優勝争いに食い込む前頭十四枚目・翔猿(追手風)が、前頭筆頭・隆の勝(千賀ノ浦)を送り出して11勝目を挙げ2敗を守った。あわや黒星という場面、本人もヒヤリとした表情を見せた取組での勝利に、元関脇・栃煌山の清見潟親方が「優勝の空気をまとってきている」と話した。
立ち合いで脱力したようにふわっと立ち上がってしまった翔猿。そのまま押し出されるかと思いきや、土俵際で体をかわして隆の勝を送り出して辛くも白星を拾った。この内容に翔猿自身もヒヤリとしたようで、取組直後に大きく息を吐いて安堵の表情を浮かべる様子が印象的だった。2敗を守った翔猿は、106年ぶりとなる新入幕での優勝を賭け、残りの2番に臨む。
ABEMAで解説を務めた清見潟親方は「いや~、本当に持ってますね。普通にやれば隆の勝が断然実力的に上だと思うんですけれども」と翔猿の逆転勝利に驚きの声をあげた。続けて「(翔猿は)力が抜けてましたもんね。だから相手も何かが狂ったんでしょうね。力が抜けた分、手応えがなかったというか」と解説。
さらに「いや~、すごいなあ。すごいとしか言いようがない。やっぱり優勝するような力士は、自分がダメな状態でも勝ちにつなげていると思うんです。(翔猿は)そういう空気をまとってきているかもしれないですね」と、翔猿の新入幕での優勝の可能性に言及した。
運さえも味方につけてしまう翔猿の取組を受けて、視聴者からは「翔猿つえーわ」「これは驚いた」「運も実力」といったコメントが殺到。取組直後に浮かべた安堵の表情についても「表情www」「思わず顔に出る!」「自分でもびっくり」といった声が相次いだ。
なお、この日は関脇・正代(時津風)が大関・貴景勝(千賀ノ浦)を突き落としで下して11勝目を挙げた。十三日目を終えて、2敗を死守した正代と翔猿が優勝争いのトップを並走。貴景勝のほか大関・朝乃山(高砂)、前頭八枚目・若隆景(荒汐)、前頭九枚目・阿武咲(阿武松)の4人が3敗で追走している。(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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