将棋界のレジェンドは、手乗りサイズにすると女流棋士にはかわいく、後輩棋士には小さくても恐れ多いようだ。将棋の竜王戦七番勝負の第1局が10月9日、東京・渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で始まった。豊島将之竜王(叡王、30)と羽生善治九段(50)によるシリーズ開幕局だが、会場ではファンイベントも行われた。その場で記念撮影するために用意されたのが、手乗りサイズの豊島竜王と羽生九段だ。
【動画】手乗りサイズの豊島竜王、羽生九段のパネル(5時間2分ごろ~)
例年、タイトル戦では盛大な前夜祭、大盤解説会などが行われ、多くのファンが詰めかけているが、新型コロナウイルスの感染予防のため、今年は中止や小規模化が進んでいる。今回の竜王戦でも、例年とは異なる形でファンイベントが行われた。人と人との接触を減らす施策の中で、ファン用に考えられたのが撮影用の等身大パネルと、手乗りサイズのパネル。ABEMAの中継に出演した中村桃子女流初段(32)が「こちらです。かわいくないですか」と紹介すると、飯野愛女流初段(33)もすかさず「え、かわいい!」と反応。中村女流初段は「手乗り竜王と、手乗り九段です(笑)こうやって写真を撮ります」と実演してみせた。
この様子を横で見ていたのが戸辺誠七段(34)。出演中、羽生九段の手乗りパネルを持っていたが「さっきから持っているんですけど、手が震えちゃうんですよね」と、レジェンド棋士を持っているという緊張感があった模様。さらに「これ、どうしていいのかわからないんですよね。これ部屋に飾ってあったら、拝むんじゃないかな」と語り、周囲の人々を笑わせていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)