上陸できなかったイージス・アショア 地元に残った不信感、分断、イノシシよけの電気柵… テレメンタリー 2020/10/14 09:00 拡大する 日本海に面する人口およそ3200人の小さな町・山口県阿武町。基幹産業は農業だ。そんな阿武町で特産品のスイカを育てる原スミ子さん(77)の自宅の裏山は、「イージス・アショア」の配備候補地とされた。・【動画で見る】盾はスイカも守れない~上陸できなかったイージス~ 日本の「弾道ミサイル防衛能力」を飛躍的に向上させると謳われる陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」。弾道ミサイルをレーダーで探知し、迎撃ミサイルによって大気圏外で撃ち落とすもので、イージス艦の迎撃ミサイルシステムを陸上に配備する構想だった。政府は2017年12月、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対応するために導入を閣議決定。30年間の維持・運用費を含めおよそ4500億円かかるが、これを山口県と秋田県に配備することで、日本全域を24時間365日、最も効率的に防護できるとされた。 続きを読む