将棋に向かうストイックな姿勢から“軍曹”“中尉”などと呼ばれる永瀬拓矢王座(28)。最近、揮毫には「鬼」の字を取り入れたが、まさに研究の鬼だ。日頃の勉強の中で「5割は超える」という研究会には、藤井聡太二冠(18)も加わっていることで知られるが、笑顔で語る表情とは裏腹に、危機感を持って苦しい研究を続けているという。そうまでして研究する理由は「進化しないと古くなる」という思いからだ。