将棋ファンが憧れるものの一つに「脳内将棋盤」がある。文字通り頭の中に将棋盤を思い描くというもので、熟練者になるほど映像が明確になり駒も動くという。棋士、女流棋士らの会話では、まるで日常のように出てくるものだが、実際に頭の中でイメージを作って動かすというのも、非常に難しいもの。中村太地七段(32)、山口恵梨子女流二段(29)のトークでは、この脳内将棋盤についての様々なエピソードが語られ、ファンを大いに楽しませた。