＜大相撲十一月場所＞◇三日日◇10日◇東京・両国国技館
大関・正代（時津風）が接戦の末に小結・高安（田子ノ浦）を突き落としで下して３勝目をあげた。粘る高安に苦戦したものの、これで正代は初日から3連勝となった。
結びの一番に登場した二人。立ち合いで左のかち上げをかました高安に対して、正代は右手で受け止めた後に叩き込みで応戦。高安は体勢を崩すものの体を残し、向き直って土俵際で激しい攻防を繰り広げていく。その後は逆に高安が前に出て攻め、正代が土俵際を回るという展開に。押し合い突き合う接戦が続いた後、正代が突き落としで高安を下し、辛くも白星を手中に収めた。
白熱した一番を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は「いい相撲でしたね」と一言。続けて「両者意地と意地のぶつかり合いというか」「右を絞りながら下から前に出るんですよ、高安さんは。そこを正代さんが凌いで前に出ようとするんですけど、このせめぎ合い。旧大関、新大関。正代さんの右足が残っていたから勝ちましたけど、（土俵の外に）行っちゃってもおかしくないぐらいの、いい相撲でしたよ。よく二人とも残りましたね。この一番、すごい良かったです」と両者の健闘を称えた。
接戦を繰り広げた取組を受けて、視聴者は「すげえ取組だ！」「心臓止まったわ」「土俵際つえーな」「これは面白かった」と大盛りあがり。勝ち星をあげた正代には「こりゃ正代優勝の流れかもしれん」「今場所も優勝だ」「連覇あるね」と期待するファンが相次ぐ一方、土俵下に落下した正代が、左足を気にする素振りを見せたことに「足痛そうだな正代」「ふらふらしてる」「大丈夫か？」と心配する声も続々と寄せられた。（ABEMA／大相撲チャンネルより）
