<大相撲十一月場所>◇四日日◇11日◇東京・両国国技館
前頭四枚目・翔猿(追手風)と前頭三枚目・輝(高田川)の一番で、敗れた翔猿が勢い余って最前列の“たまり席”に飛び込む一幕があった。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年の福岡国際センターではなく、東京・両国国技館で開催している大相撲十一月場所。観客数の上限も約5000人と制限しており、通常であれば賑わうたまり席もガランと空いていた。だがこのことが幸いし、土俵上から落下してくる力士と観客の衝突を防ぐこととなった。
立ち合いから低く当たった翔猿は、上から押してくる輝と激しい攻防を繰り広げた。土俵際まで追い込まれてもなんとか体を残して善戦したものの、最後は諸手で突いていく輝の喉輪に屈し、勢いよく弾き飛ばされて土俵下のたまり席へと転がっていった。先場所では優勝争いに加わっていた翔猿は、これで3敗目。元横綱・輪島の親戚でもある輝は勝って今場所初白星を挙げた。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は「今日は輝さんが見ていましたね。(立ち合いで)普通は頭でかますんですけど、今日は胸から行っているんですよ。そこから突っ張って、よく相手を見ていますよね」と解説。敗れた翔猿については「翔猿さんも突っ張って防戦しますし、よく残っていました。(相手の)中に入れればね、まだ勝機が見出せたんですけど、入れませんでしたね」と敗因を分析した。
勢いよく客席に飛び込んだ翔猿の姿を受けて、視聴者からは「大丈夫か!」「吹っ飛ばされた」「翔猿が土俵から飛び去るw」「頑張ったけど力及ばず」「しかし翔猿飛びますね」といったコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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