日常生活において、考え事をしていると思わぬハプニングに見舞われることがある。道でつまずく、物忘れをするなどはよくあるケースだ。これが脳内で盤駒を動かすと言われる将棋の棋士、女流棋士が将棋のことを考えていたとなればなおさらだろう。ベテラン棋士・藤井猛九段(50)、山根ことみ女流二段(22)が、将棋の中継番組でそれぞれ失敗談を披露。視聴者からも大反響の爆笑エピソードだった。
【動画】飛行機乗り遅れ…電柱激突 将棋界の失敗エピソード(2時間29分ごろ~)
2人が暴露大会を繰り広げたのは、11月8日に行われた竜王戦七番勝負第3局2日目のこと。ABEMAの中継に解説として出演していた藤井九段が、まずは竜王戦にちなんだ冷や汗エピソードを紹介した。
藤井九段
(当時の)渡辺明竜王の永世竜王がかかった北海道対局、第2局の立会人を務めさせていただいたんですが、行きの飛行機に乗り遅れたんですよ。品川から羽田空港行きの電車に乗ったんですが、途中で1回乗り換えがあって。途中の駅で降りた時に、そのまま待っていればよかったのに、ふらふらと向かいのホームに乗っちゃったんです。
山根女流二段
やったことあります(笑)降りて、どっか行っちゃうんですよね。
藤井九段
品川行きの電車に乗っちゃって…。そろそろ羽田かと思ったら「次は品川」って。(関係者)一行より遅い便で行って、タクシーで追いかけましたよ。一行は途中で昼食休憩を取るスケジュールだったから、そこに行って合流したら拍手されました(苦笑)将棋のことを考えている時は危険ですね、危ない。
山根女流二段
よかった(笑)普通ですよね、乗り間違い。
藤井九段
やっぱり将棋のことを考えていると注意力が甘くなりますね。
藤井九段が電車を乗り換える駅で何を考えていたのか。新たな振り飛車の戦法だったかもしれないが、おそらくは無意識にホームに入ってきた電車に足が向いてしまったのだろう。「乗り間違いなど普通」とあっさり言ってのけた山根女流二段が明かしたエピソードは、さらに過激だった。
山根女流二段
私、電柱ぶつかったことあります…。相当危ないんですけど。
藤井九段
それは、僕はないですね(笑)電柱はかわしましょう。
山根女流二段
電柱仲間を探しているんです(笑)
今度はよほど難しい局面でも考えていたのか、眼前に迫っていた電柱にも気づかなかったという話。対局番組の出演をきっかけに、人気アイドルに似ていると話題にもなった女流棋士だけに、どこかに傷でも残らなかったかと心配にもなるところだ。このエピソードには、視聴者も早速反応。「もっとすごいやつ出してきた」「電柱仲間w」と、笑いも多く起きていた。
歩きながらのエピソードとしては、最年少記録を作り続ける天才・藤井聡太二冠(18)が、将棋のことを考えながら歩いていてドブに落ちたことがあるというのは、各メディアでも取り上げられた有名な話。いつでもどこでも頭の中で将棋ができるというのも、棋士・女流棋士にとっては、ちょっとした困りごとなのかもしれない(?)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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