病み上がりの羽生九段だが、いきなり重要な一局だ。同リーグでは豊島将之竜王(叡王、30)、永瀬拓矢王座(28)が4連勝を果たし、挑戦権争いで並走しているが、これを追うのが3勝1敗の羽生九段。全員が残り2局だが、豊島対羽生、豊島対永瀬といった直接対決が残っており、羽生九段にもまだ挑戦権獲得のチャンスが残されている。また本局に勝った時点でリーグ残留が確定する。
両者の過去の対戦成績は、羽生九段の33勝、木村九段の17勝。戦型は相矢倉からの出だしになった。
本局の持ち時間は各4時間で、先手は羽生九段。
(写真提供:日本将棋連盟)