将棋の竜王戦七番勝負第4局が11月26日に鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と羽生善治九段(50)が現在対局中だ。豊島竜王が2勝1敗とリードして迎えた本局の戦型は「横歩取り」に。両者の対戦では後手番が大きく勝ち越すジンクスが生まれているが、今回はどうなるか。
【中継】注目の第4局 豊島竜王が防衛に王手か、羽生九段が巻き返しか
両者の対戦は今回で38局目。勝敗では豊島竜王が19勝、羽生九段が18勝と互角だが、後手番が25勝12敗と大きくリードしており、今回のシリーズでも後手番が3連勝。一時は後手番が10連勝したこともあった。先手番の方が勝率が高いと言われる中で、突出した結果が出ている。
今シリーズは第1局で豊島竜王がシリーズ最短の52手で勝利。第2局は羽生九段が快勝した。第3局は羽生九段が終盤までリードしていたものの、豊島竜王が逆転で勝利した。第4局は本来16、17日に行われる予定だったが、羽生九段の体調不良により延期に。直近の直接対決は20日の王将戦挑戦者決定リーグで、この時は豊島竜王が勝っている。
豊島竜王は本局に勝利すれば自身初となるタイトル防衛に王手。羽生九段は2年ぶりとなるタイトル戦出場で、シリーズを制すれば前人未到のタイトル通算100期という大記録を達成する。
本局の持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAはこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之竜王 寿司(タイ、カンパチ、奄美まぐろトロ、ミズイカ、とり貝、エビ、ウナギ、キビナゴ、かっぱ巻き) 羽生善治九段 黒豚カツカレー(サラダ、福神漬けつき)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 6時間28分(消費1時間32分) 羽生善治九段 6時間24分(消費1時間36分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)