将棋の順位戦A級5回戦が12月9日に行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と斎藤慎太郎八段(27)が現在対局中だ。形勢は互角、残り持ち時間もほぼ同じというがっぷり四つの状況のまま、対局は夜戦に突入。これから激しい駒のぶつかり合いが繰り広げられるが、どのような展開が待ち受けているか。
【中継】順位戦 A級第5回戦 豊島将之竜王 対 斎藤慎太郎八段
10人の棋士が参加する順位戦の頂点、A級だが、今期はここまで初参戦の斎藤八段が主役に。開幕から唯一の4連勝を飾り単独トップに立っている。8人が既に5回戦を終え、1敗の棋士はゼロ。斎藤八段が本局に勝利すれば、後続に2差をつけて折り返すことになる。
対する豊島竜王からすれば、この直接対決で斎藤八段にストップをかけたいところ。A級は最終成績が並んだ場合は、プレーオフで挑戦者を決める。過去には6人が並ぶ大混戦もあっただけに、ここで全勝の斎藤八段に土がつくかどうかは、今期の流れを大きく左右するものでもある。
注目の対局は角換わりからスタートし、午後6時からの夕食休憩までには73手目まで進行。斎藤八段は一時、右玉に構えたが、豊島八段の攻めが玉頭に向かってくるとみるや、逆側に移動させるような展開も見られている。
持ち時間は各6時間で、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
豊島将之竜王 親子丼(温そば) 斎藤慎太郎八段 酢豚定食
【夕食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 2時間34分(消費3時間22分) 斎藤慎太郎八段 2時間43分(3時間13分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)