格闘技イベントの第1試合は非常に重要だ。単にキャリアの浅い順に試合が組まれることも多いが、大会そのものに勢いをつけるという意味もある。そのため、いわゆる“前座”には当てはまらない選手が登場することも。
12月13日のK-1・両国国技館大会がそうだった。この日、本戦第1試合で組まれたのは不可思vs鈴木勇人。不可思は他団体で数々のベルトを巻き、K-1でもタイトルマッチの経験がある。対する鈴木は元Krush王者だ。トップ戦線で闘ってきた2人に求められたのは、大会に“火をつける”こと。どちらもそれを理解していたし、期待以上の試合をやってのけた。