オリックスの吉田正尚外野手が2020年を振り返って「すごく不思議な力を感じた」という自身のベストプレーについて語った。
吉田は2020年シーズン、3割5分という高い打率を残し、自身初の首位打者に輝いた。打率ではソフトバンクの柳田悠岐、日本ハムの近藤健介に追われ、「気持ち悪いような感じの毎日だった」と話しながらも、「一日一本、出塁も含めてなにか仕事ができればいいなと思っていたので、その積み重ねで最終的に3割5分という数字で(首位打者を)獲れた」と振り返った。
そんな吉田にシーズンのベストプレーを聞くと、新しい家族が力を与えてくれた試合を挙げた。第一子となる娘が誕生したその日、7月7日の京セラドーム大阪での日本ハム戦。右翼で出場した吉田は4打席4安打2打点の大活躍で、7回の4打席目には第4号となる2ランホームランを打ってチームの7対1の勝利に大きく貢献。
吉田は「すごく不思議な力を感じた試合でした」と語ると「試合前に報告をいただいて、なんとかいい結果を出せるように。チームも勝利できましたし、非常にうれしかった一日でした」と、思い出深い日となったことを明かした。
来シーズンから選手会長に就任する吉田は、自身もまだ経験したことがないポストシーズン進出に向けてチームを引っ張る。(ABEMA『バズ! パ・リーグ』)