将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月16日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、36)が野月浩貴八段(47)に128手で勝利した。渡辺名人は、午後2時からベスト4入りをかけて永瀬拓矢王座(28)と対戦する。
タイトル三冠保持者である渡辺名人は、後手番から野月八段得意の相掛かりを受けてたつと、先に自陣深くまで斬り込まれながらもうまく好手のバランスを取って反撃開始。相手の攻めを切らせたところで、スピーディな寄せを見せて、一気に勝負をつけた。
本戦トーナメントは予選勝ち抜き者とシード者の16人で行われる。渡辺名人の入った8人のブロックには豊島将之竜王(叡王、30)、藤井聡太王位・棋聖(18)、永瀬王座とタイトルホルダー全員が集結する“死のブロック”になっている
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)