将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月16日に行われ、永瀬拓矢王座(28)が佐藤紳哉七段(43)に99手で勝利した。永瀬王座は午後2時からベスト4入りをかけて渡辺明名人(棋王、王将、36)と対戦する。
朝日杯初優勝を目指す永瀬王座は、予選を勝ち抜いてきた佐藤七段と相掛かりの将棋に。両者持ち時間がなくなったあたりから本格的な攻防が繰り返されると、お互い相手陣に切り込んだ馬の働きで永瀬王座が勝ると、徐々に形勢も優勢に。終盤に向けては一気に差を広げ、2020年度最多対局・最多勝の実力を見せつける快勝を収めた。
本戦トーナメントは予選勝ち抜き者とシード者の16人で行われる。永瀬王座の入った8人のブロックには渡辺名人、豊島将之竜王(叡王、30)、藤井聡太王位・棋聖(18)と、タイトルホルダー全員が集結する“死のブロック”になっている
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)