藤井聡太王位・棋聖が初戦突破 午後2時から6戦全敗の豊島将之竜王に対戦/将棋・朝日杯
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 将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月17日に行われ、藤井聡太王位・棋聖(18)が大石直嗣七段(31)に132手で勝利した。過去2度の優勝を果たしている藤井王位・棋聖だが、準々決勝の相手は過去6局指して全敗している豊島将之竜王(叡王、30)。3度目の優勝に向けて大きな壁を乗り越えられるか。

【中継】朝日杯本戦 藤井王位・棋聖-大石七段

 初出場から優勝、優勝、ベスト4と大活躍している藤井王位・棋聖は、3度目の優勝を目指して本戦から出場。今年度、勝率7割超えと好調の大石七段が中飛車を採用したところ、普段どおり居飛車を採用。対抗形の序盤から積極的な戦いを挑むと、中盤以降は指し手が進むほど有利、優勢に。最終盤は両者持ち時間がなくなり1分将棋に入ってからはもつれる展開になったが、最後はここ一番の勝負強さを発揮して、勝利をもぎ取った。

 藤井王位・棋聖は豊島竜王に対し、非公式戦で勝利したことはあるが、公式戦では0勝6敗。長時間、早指し問わず豊島竜王が苦しい将棋でも終盤の粘りで逆転するなど、勝負強さを見せている。1回戦の対局後にステージ上でコメントした藤井王位・棋聖は「自分にとっても楽しみな対局なので、精一杯指していい将棋を見せたいと思います」と意気込んだ。

 今期の朝日杯は本戦16人の組み合わせが極端に偏り、トーナメントの片方8人に、タイトルホルダー4人が集まる大激戦区に。16日に行われた準々決勝では渡辺明名人(棋王、王将、36)が永瀬拓矢王座(28)を下し、ベスト4一番乗りを果たしている。藤井王位・棋聖と豊島竜王の勝者は、渡辺名人と対局することが決まっており、大注目の準決勝となる。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。

ABEMA/将棋チャンネルより)

朝日杯本戦 藤井王位・棋聖-大石七段
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朝日杯本戦 豊島竜王-飯島七段
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