将棋の竜王戦2組ランキング戦が1月19日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、36)が郷田真隆九段(49)に91手で勝利した。過去、竜王位を11期獲得し永世竜王の有資格者である渡辺名人だが、2組からの本戦を目指した一局で実績十分のベテランに快勝。12期目の獲得に向けて一歩前進した。
【中継】渡辺明名人 対 郷田真隆九段 竜王戦2組ランキング戦
角換わりから始まった一局は、正午からの昼食休憩までに54手目まで一気に進行。早々に激しい戦いが始まると、56手目には郷田九段がぴったり3時間の大長考。ただ形勢は既に渡辺名人に傾き始めると、その後もじりじりと差を広げ、持ち時間でも余裕を持った指し回し。逆転のきっかけを与えない快勝でベスト4入りを果たした。渡辺名人はあと1勝すれば、準優勝以上が確定、本戦出場も決まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)