優勝10回を誇り、ライバルと「栃若時代」を築いた名横綱・栃錦。昭和の相撲史にその名を刻んだ力士で、決して大きくない体をフルに使いこなした取り口は、当時の相撲ファンを熱狂させた。その栃錦が見せた伝説の大技が「二枚蹴り」。この一番に、元横綱・若乃花の花田虎上も改めて、「体の寄せ方が参考になる」と絶賛した。