優勝10回を誇り、ライバルと「栃若時代」を築いた名横綱・栃錦。昭和の相撲史にその名を刻んだ力士で、決して大きくない体をフルに使いこなした取り口は、当時の相撲ファンを熱狂させた。その栃錦が見せた伝説の大技が「二枚蹴り」。この一番に、元横綱・若乃花の花田虎上も改めて、「体の寄せ方が参考になる」と絶賛した。
栃錦は身長180センチ弱、体重も130キロ前後で、仮に現在の相撲界であれば小兵にも数えられるほどの体格。それでも巧みな技を使いこなし、技能賞も9回受賞。サイズのハンデを技術で補った、技の横綱だった。
栃錦が得意としていた二枚蹴りは、現在ではほとんど見られない決まり手の一つ。ただこの名横綱は、過去12回も決めていた。ABEMAでも、今から66年前、昭和30年初場所千秋楽で大関・三根山に対してかけた二枚蹴りを紹介。豪快な決まり手に、当時のファンが喝采を送るシーンも映し出された。
解説を務めていた花田氏は「うまいですね。勉強になります。体の寄せ方。現役中から勉強させていただいた。栃錦さんに体が似ていると言われたことがある」と、自身の現役当時を振り返ると、「いろいろ勉強になる大横綱ですね。体があまり大きくなくて。尊敬していた方です」とも語っていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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