会心のツモに力が入りすぎたのか、ベテラン雀士の珍しい「あたふたシーン」にファンの注目が集まった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」1月28日の第1試合で、倍満をアガったセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)の倒牌や点棒のやり取りがスムーズにいかず、本人が思わず苦笑いを浮かべる一幕があった。
【動画】牌が崩れて点棒も…ベテラン近藤あたふた(47分ごろ~)
2局連続でリーチが空振りし、ラス目で迎えた東2局1本場。新ドラの5索を重ねた近藤は九万待ちの七対子でリーチをかけ、5巡後に見事に九万を引き当てる。手順から待ち選びまで、すべてが狙い通りという手応え抜群のアガリだったが、会心ゆえの気持ちの高ぶりもあってか、倒牌の際に手牌が中央部分から崩れてしまった。
小さく「失礼しました」と謝罪しつつ牌を整え、2枚に増えた裏ドラをめくった近藤。南の対子に裏ドラが乗り、最終的にリーチ・ツモ・七対子・ドラ2・裏ドラ2の1万6000点(+300点)という大物手に仕上がった。しかし手牌を崩した動揺で表示牌を見落としたのか、近藤は跳満の「3000・6000は3100・6100」と点数申告してしまう。すぐに気が付いて「4100・8100」と“修正申告”したものの、一連のシーンには視聴者からも「すっごい珍しいなこれ」「近藤さんが間違えるなんて」「誠一さん、珍しく緊張しとる」「熱くなってんなぁ」「近藤でも間違う緊張感」と驚きの声が相次いで寄せられた。
さらに直後の点棒のやり取りにもやや手間取ってしまい、バツが悪そうな苦笑いを浮かべた近藤。対局中はどんな時も冷静沈着かつ真剣そのもの、迫力満点の“大きな麻雀”を持ち味とするベテラン雀士が見せた貴重な表情に、「近藤さんも人間なんやなぁ」「あたふたw」「ドタバタな近藤さんかわええ」「近藤さんわちゃってるw」「気合入り過ぎてたな誠一さんw」とほっこりするファンも続出していた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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