藤井聡太王位・棋聖、B級1組に昇級決定 順位戦20連勝・38勝1敗と脅威の勝率で最年少名人の道進む
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 将棋藤井聡太王位・棋聖(18)が2月9日、順位戦B級2組10回戦で、窪田義行七段(48)に100手で勝利、今期の成績を9勝0敗とし、最終局を残して来期のB級1組昇級を決めた。藤井王位・棋聖は、順位戦20連勝を飾り通算でも38勝1敗、勝率.974と驚異的な数字をマーク。谷川浩司九段(58)が持つ夢の大記録、最年少名人(21歳2カ月)の更新に向けて、また一歩前に進んだ。

【中継】藤井聡太王位・棋聖、B級1組へ昇級決定!

 本局に勝てば、昇級枠の上位3人以内が確定となる藤井王位・棋聖は、普段どおり居飛車を選択。初手合となった窪田七段は四間飛車で、対抗形の出だしになった。序盤こそ、窪田七段の工夫に苦労する場面も見られたが、中盤以降は確実にリードを奪い、逆転の糸口を与えない力強い指し回し。金銀4枚使って固められた窪田玉を、端攻めから寄せ切った。渡辺明名人(棋王、王将、36)、豊島将之竜王(叡王、30)、永瀬拓矢王座(28)とともに「4強」と呼ばれる実力をこの日も発揮。快勝で昇級を決めた。

 対局後、藤井王位・棋聖は、昇級について「昇級する可能性自体は高い状況でしたが、勝って昇級を決めることができてよかったです。他局のことは考えないようにしようと思っていました」と語ると、9連勝での昇級については「初戦の佐々木勇気七段との対局は難しかったんですけど、それに勝てて前を向いていけたのかなと思います」と振り返った。また、来期のB級1組については「対戦相手がさらに厳しくなると思うので、これからさらに実力をつける必要があると思いますし、ストップウォッチ6時間で、持ち時間も伸びると思うので、しっかり考えて指したいと思います」と、抱負を述べた。

 数々の最年少記録を更新している藤井王位・棋聖だが、最難関と言われるのが最年少名人だ。谷川九段の21歳2カ月をクリアするには、来期のB級1組を1期で通過、続くA級でも初参戦で挑戦権を獲得し、名人戦七番勝負を制する必要がある。13人が参加するB級1組には、経験豊富なベテランから勢いのある若手までが揃うことで「鬼の棲家」とも呼ばれる場所。現役タイトルホルダーであっても、上位2人の昇級枠を獲得するのは至難の業だ。最上位であるA級は、まさに神の領域。タイトルホルダーであっても降級することがあるほどだ。1期でも足踏みすれば、記録更新の可能性がなくなる大記録だが、藤井王位・棋聖の強さを見るほどに、周囲の期待は高まり続ける。

ABEMA/将棋チャンネルより)

順位戦 B級2組 第10回戦 藤井聡太王位・棋聖 対 窪田義行七段
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人形をふりふりする藤井聡太王位・棋聖
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