将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が2月11日、朝日杯将棋オープン戦・決勝で三浦弘行九段(46)と午後2時から対局を開始した。藤井王位・棋聖は勝てば、自身2年ぶり3度目の優勝。同日に行われた渡辺明名人(棋王、王将、36)との準決勝では勝率1%の敗勢から大逆転劇を演じたが、勢いそのままに優勝できるか。
【中継】藤井聡太王位・棋聖、3度目Vなるか 三浦弘行九段と対戦
朝日杯では過去に2連覇、初参加以来4年連続でベスト4入りしている藤井王位・棋聖だが、午前10時から行われた準決勝では、“現役最強”とも言われる渡辺名人と激戦。最終盤では追い詰められ、中継していたABEMAの「SHOGI AI」では勝率が1%と表示されるほどだった。それでも諦めずに勝負手を繰り出し続けると、決め手を見つけあぐねていた渡辺名人の手に隙が見えたところで大逆転。決勝に進出した。
決勝で戦う三浦九段とは、過去の2局対戦しており、成績は1勝1敗の五分。藤井王位・棋聖は公式戦13連勝という充実ぶりとともに、新たな勲章を手にできるか。三浦九段は将棋界でも研究熱心な棋士としても知られているA級棋士。決勝にふさわしい激戦が期待されている。
持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太王位・棋聖が2連覇した棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)