プロレス界の“帝王”高山善廣が、2月12日のノア・日本武道館大会にメッセージを送った。
UWFインターナショナルでデビューし、さまざまな団体で活躍、PRIDEにも参戦した高山。そのキャリアにおける主戦場の一つがノアであり、GHCヘビー級およびGHCタッグ王座を獲得。そしてノアが何度となくビッグマッチを開催してきたのが武道館だ。高山はこの会場での試合で、2007年度のプロレス大賞ベストバウトを獲得している(三沢光晴&秋山準vs小橋建太&高山)。
試合中のケガによるリハビリ生活が続く中でも、常にプロレス界とプロレスファンを意識してきた高山。11年ぶりとなるノアの武道館大会開催を「やっと武道館に戻れたなと、嬉しく思ってます」と語る。さらに「このまま好調を続けて、武道館大会を定期的に開催できるようになってほしいですね」とも。
武道館での思い出に残る試合として「三沢さんとの試合と小橋さんとの試合」をあげた高山は「高山選手にとってミスター武道館は?」と聞かれると「俺って言いたいところだけど、三沢先輩、小橋先輩に譲りますよ」と、ここでもノア2大巨頭の名前を出した。
武道館は、高山、三沢、小橋をはじめプロレス史に残る選手たちがキャリア最高の試合を見せてきた舞台。今回のノア武道館大会は、その歴史を受け継ぐものであり、未来につなげるものでもある。
だからこそ、高山は今大会の注目カードを「秋山準&丸藤正道と若い2人(清宮海斗&稲村愛輝)が闘うカード」だと言うのだろう。同時に「あとやっぱり、潮崎豪に武藤敬司を破ってほしい」とも。
高山は最後に「プロレス見るんだったら武道館っしょ!」。ノアの新たな一歩を“帝王”も見守っている。