藤井聡太王位・棋聖、初の先手番・相掛かりで広瀬章人八段を相手に優勢 解説棋士も「ここまで完璧」/将棋・竜王戦2組ランキング戦
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 将棋藤井聡太王位・棋聖(18)が2月18日、竜王戦2組ランキング戦で広瀬章人八段(34)と、現在対局中だ。勝てばベスト4入りが決まる一局は、藤井王位・棋聖がプロ入り後初めて先手番で相掛かりを採用した出だしから、午後6時の夕食休憩までに形勢は藤井王位・棋聖が優勢になったと見られている。タイトル2期同士の対決は、いよいよ注目の夜戦に突入する。

【中継】藤井聡太王位・棋聖、強敵・広瀬章人八段と対決!

 過去4期出場した竜王戦で、ランキング戦では6組から3組まで全て優勝した藤井王位・棋聖。今期は史上初となる5期連続優勝、さらに初の竜王挑戦権獲得を目指している。今期初戦では阿久津主税八段(38)に快勝したが、続いて戦っている広瀬八段も、竜王・王位のタイトル歴を持つ実力者。竜王挑戦につながる本戦出場には決勝進出が条件になるが、準々決勝でも強敵とぶつかるところに、2組のレベルの高さが見られる。

 本局は、藤井王位・棋聖がプロ入り後初の先手番・相掛かりを採用したことで周囲を驚かせると、その後も研究の深さが活きているのか、じりじりと広瀬八段をリード。ABEMAの中継で解説を務めている相掛かり得意の増田康宏六段(23)も「ここまで完璧」と絶賛している。

 今期の2組は竜王11期で永世竜王の有資格者である渡辺明名人(棋王、王将、36)が既にベスト4入りを決めており、逆側のブロックから決勝進出を狙っている。藤井王位・棋聖は、本局に勝利すればベスト4入り。松尾歩八段(40)と決勝をかけて戦うことになる。

 今年度の藤井王位・棋聖の成績は、41勝8敗、勝率.8367で、対局数は全棋士中2位。勝数、勝率は1位、継続中の連勝数「14」は1位タイと、今年度も複数の部門でトップになる可能性が高まっている。

 本局の持ち時間は各5時間で、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【夕食の注文】

藤井聡太王位・棋聖 ポークカレー・ヤサイサラダ 広瀬章人八段 親子丼

【夕食休憩の残り持ち時間】

藤井聡太王位・棋聖 1時間22分(消費3時間38分) 広瀬章人八段 1時間41分(消費3時間19分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

竜王戦 2組 ランキング戦 藤井聡太王位・棋聖 対 広瀬章人八段
竜王戦 2組 ランキング戦 藤井聡太王位・棋聖 対 広瀬章人八段
藤井聡太王位・棋聖が抱っこしたぬいぐるみ
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