人気ライトノベルがアニメ化され、好評を博している「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)は、主人公ナツキ・スバルが、何度も死んでは時を戻す「死に戻り」という能力を使って状況を打開していくダークファンタジーです。過酷な運命、衝撃のシーン、様々な謎、そして熱烈に愛を語るシーンと、見せ場だらけの名作と言われています。
個性的なキャラクターが多数登場する中でも人気が高いのがラム・レムの双子のメイド。今回は、この大人気の双子について、その魅力をご紹介します。
目次
- ラノベもアニメも大人気の「リゼロ」
- 「リゼロ」の大人気の双子メイド、ラム・レムとは
- 毒舌の姉・ラムの魅力
- 働き者の妹・レムの魅力
- ラム・レム、2人の名セリフ
- 「リゼロ」ラム・レムに関するまとめ
ラノベもアニメも大人気の「リゼロ」
「リゼロ」は、長月達平さんによるライトノベルで、小説投稿サイト「小説家になろう」で2012年4月から連載されています。アニメは連載から4年後の2016年4月から半年に渡って放送。そこから約4年の間隔を空けて第2期がスタート。そして2024年10月から第3期が放送中です。
主要なキャラクターは主人公ナツキ・スバル(CV:小林裕介)、ヒロインのエミリア(CV:高橋李依)、パック(CV:内山夕実)、レム(CV:水瀬いのり)、ラム(CV:村川梨衣)、ロズワール(CV:子安武人)、ベアトリス(CV:新井里美)など。異世界に迷い込んだスバルが、人間とエルフの間に生まれたハーフエルフのエミリアを、ルグニカ王国の次期国王にするために奮闘する物語ですが、スバルには強大な相手を倒せる腕力も魔力もなし。ただ情に厚く、大事な人ためには自分の危険も省みない心の強さはあり、「死に戻り」の能力を使うことで、次々と難題をクリアしていきます。
アニメ第1期イントロダクション
無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す"死に戻り"の力。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
アニメ第2期イントロダクション
俺が必ず、お前を救ってみせる。
魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打倒し、エミリアとの再開を果たしたナツキ・スバル。辛い決別を乗り越え、ようやく和解した二人だったが、それは新たな波乱の幕開けだった。想像を超える絶体絶命の危機、そして襲い来る無慈悲な現実。少年は再び過酷な運命に立ち向かう。
アニメ第3期イントロダクション
MF文庫Jの大人気小説「Re:ゼロから始める異世界生活」のアニメーションシリーズ、待望の3rd season
開幕!
襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。
王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。
それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てたルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。
招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。
一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。
少年は再び過酷な運命に立ち向かう。
「リゼロ」の大人気の双子メイド、ラム・レムとは
作品の中でも、断トツの人気を誇る双子のメイド、ラムとレム。2人とも亜人である鬼族の生き残りで、ロズワールに仕えています。エミリアに連れられて屋敷にやってきたスバルに対して、ラムは毒舌、レムはかわいらしくも痛烈な言葉を浴びせ続けるなど、そのやりとりも注目されました。その後、ラム・レムとスバルの関係はそれぞれ違った形で、力強さを増していきます。
毒舌の姉・ラムの魅力
ピンクの髪色をしているラムですが、そのかわいらしい表情には似合わない毒舌ぶりと、戦闘スキルの高さ、魔法力の強さなどが特徴的です。終始、優しい口調のレムとは対照的なラムの魅力を確認しましょう。
また、双子の妹・レムをこの上なく大切にしており、レムに一大事が起きた際には正気を失うほど動揺しました。さらに、メイドとして仕えているロズワールについては、主従を越えた親愛を抱いています。腕力もあり、魔法も使えるラムですが、遠方までも見通す「千里眼の加護」も使いこなすことができます。
ラムの名シーン・名セリフその1
「決まっているわ。――楽をするためよ」「当たり前でしょう。バルスのやれることが増えれば、それだけラムの仕事が減る。ラムの仕事が減れば、必然的にレムの仕事も減る。良い事尽くめよ」
ロズワール邸で、ラム・レムと一緒に働くことになったスバルですが、ラムはイ文字をスバルに教えることになります。その際に言い放ったのが、このセリフ。スバルも少しは心が近づいたかと思ってきたところで言われただけに「マジぶれねぇな、お前」と語っています。
ラムの名シーン・名セリフその2
「何を隠そう、ラムの得意料理はふかし芋よ」
メイドとしては決して有能というわけではないラム。レムが作ったふかし芋を絶賛していたこともあり、そこに影響を受けたのでしょうか。これぞシンプル、簡単料理という感じですが、まさにドヤ顔といった表情で言いのけます。
ラムの名シーン・名セリフその3
「仰せのままに。この身はあの炎の夜からずっと、ロズワール様のものです」
ラムのロズワールに対する忠誠がわかるシーン。同時に単なる主従ではないものも感じさせるものでもありました。この2人がいずれ対決することになりますが、その時のファンのインパクトもかなりのものがありました。
ラムの名シーン・名セリフその4
「ロズワール様の行いの全てをラムは許容する。その中で、ラムがどう扱われてどう切り捨てられたとしても同じことよ」
これもまた、ロズワールに対する圧倒的な忠誠心によるもの。ある世界線においては、ロズワールの手にかかり、命を落とすことになりますが、その際に微笑んだように見えたのも、こんな強い忠誠からのものでしょう。
ラムの名シーン・名セリフその5
「ラムはもう十分かわいいもの。これ以上は世界が危険よ」
フレデリカとのやり取りで出てくるものです。本気で言っているようで、なぜかボケているようにも聞こえるラムのおもしろさが伝わるセリフです。確かにかわいいツンデレメイドですが、その独特な言い回しがコミカルに映るところもまた、ラムの魅力の一つです。
働き者の妹・レムの魅力
ファンの間では、ヒロイン・エミリアをもしのぐ人気とも言われるのが、レムです。かわいらしいルックス、スタイルも定番ポイントですが、鬼としての能力を発動させた際の狂気もまた魅力の一つ。ここでレムの魅力を再確認しましょう。
双子の姉・ラムとともにロズワールの元で働くメイド・レム。有能で、てきぱきとした働きぶりで、実に仕事の9割をレムがこなしていきます。穏やかですが、時として毒舌なのは姉ゆずり。また身内に対して情が深い面があり、きっかけ次第では暴走してしまう一面があります。作品前半では、姉ラムとともにスバルに対して距離を保ち、ある周回ではその絶大で攻撃力によって、スバルを殺めるほど。それでもストーリーが進むに連れて、スバルに絶大な愛情を注ぐようになります。
レムの名シーン・名セリフその1
「姉様姉様。お客様ってば、お世辞が絶望的に下手くそですよ!」
スバルがラムに対していった「トイレ掃除が上手」という言葉に対して、即座にレムがラムに向かっていう言葉です。この後に「レムレム、お客様ってば」と、2人でやりとりするシーンは、アニメ1期のお約束として、多数生まれています。
レムの名シーン・名セリフその2
「レムの全ては、姉さまの劣化品なのだから。代替品に過ぎないのだから」
鬼族の生き残りであるラムとレム。今は角をなくしたことで、その能力を失ってしまったラムですが、まだあったころはレムがはるかに及ばない存在でもありました。双子として生まれ、能力がまるで違ってしまった劣等感もありますが、自分の方が強くなった今でも姉への思いはとても強いものがあります。
レムの名シーン・名セリフその3
「ここから始めましょう。一から、いいえ、ゼロから!!」
自身を喪失したスバルに対して、レムが圧倒的な愛情を持って、たくさんの言葉をかける「リゼロ」の中でも“神回”として語られるシーンです。スバルの弱さも受け入れた上で、それでも強くあってほしい、英雄であってほしいという言葉の数々によって、今のスバルがあると言ってもいいでしょう。
レムの名シーン・名セリフその4
「スバル君の匂いをかぐのは、レムの特権です!」
白鯨との激闘を繰り広げている最中、突然出てきたこのセリフ。このころには、レムのスバル愛が全開になっており、その全てをスバルに捧げんばかりに戦っていきます。かつては「魔女の匂いを漂わせる」として、強烈な嫌悪感・敵意を示したレムが、スバルの匂いを求めるというのも、また大きな変わりようです。
レムの名シーン・名セリフその5
「ロズワール・L・メイザース辺境伯の使用人筆頭。今はただ一人の愛しい人、いずれ英雄となる、わが最愛の人。ナツキ・スバルの介添人、レム!」
大罪司教の強襲に対して、1人で立ち向かおうとするレム。名を聞かれた際、これまではロズワールの使用人であったけれど、今はスバルを支えるものとして生きていると宣言するシーンです。全てを賭して、愛するものを守ろうとする覚悟がほとばしる名言です。
ラム・レム、2人の名セリフ
レム「いいえお客様、何もかもが間違っていると思います」
ラム「いいえお客様、きっと生まれて来たのが間違いだわ」
レム「穀潰しの発言ですよ。聞きました姉様?」
ラム「ろくでなしの発言ね。聞いたわよレム」
ストーリー前半では、とにかくスバルを酷評するのが「お決まり」だったラムとレム。その言われっぷりは相当なもので、もともと毒舌なラムだけでなく、レムからも強烈な言葉を浴びせられます。
「リゼロ」ラム・レムに関するまとめ
アニメ第1期はレム、アニメ第2期はラムといったように、双子メイドはそれぞれ異なる部分で大活躍をしています。大罪司教の権能により、レムの存在すら忘れてしまったラムですが、また2人で仲良く暮らせる日々は来るのでしょうか。今後も注目です。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |