今、まさに勢いに乗るイケメン棋士は、非公式戦ながらファン注目の団体戦でも、本気で頂点を目指す。初挑戦の順位戦A級で8勝1敗の好成績を収め、名人挑戦の権利を得た斎藤慎太郎八段(27)。その柔らかい口調と、端正なルックスからファンも多く、「西の王子」と呼ばれることもあるほど。その斎藤八段が「純粋に優勝を目指す」と断言したのが、プロ将棋界の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」だ。前回は、佐藤天彦九段(33)から指名を受けて参戦したが、今回はリーダーとして、他の棋士を指名する立場にもなった。「候補は20人ぐらいいます」と、対局同様に念入りに研究してきた斎藤八段。注目のドラフト会議では、どんな棋士を指名するのか。