藤井聡太王位・棋聖、全勝でB級1組に昇級 公式戦16連勝で年度勝率も.843に 1局残し史上初「4年連続勝率8割」決定 将棋藤井聡太 2021/03/10 23:52 拡大する 将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が3月10日、順位戦B級2組の11回戦(最終戦)で中村太地七段(32)に127手で勝利し、10戦全勝で今期の順位戦を終えた。全勝での昇級は2年連続3度目。年をまたいでも継続している連勝は「16」まで伸び、年度勝率は.8431まで上昇した。【中継】藤井聡太王位・棋聖、自身3度目の全勝昇級!最年少名人への道 2020年度はタイトルを2つ、全棋士参加棋戦も2回優勝と、29連勝したデビュー年度以上に充実した1年を送っている藤井王位・棋聖だが、その勢いはさらに増すばかりだ。本局では、タイトル経験もある実力者・中村七段と、相掛かりの一局を選択。序盤から積極的に持ち時間を使うと、互角の中盤を経由。終盤では中村七段の攻めをしっかり受け止めてから、確実にリードを拡大した。中継していたABEMAの解説陣も「いつの間にか差がついていた」と表現するほど、自然な流れの中で一気に勝負をつけた。なお、順位戦としては21連勝、通算39勝1敗というパーフェクトに近い成績で、自身の昇級に華を添える形となった。 続きを読む