プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」は3月12日、各チームが全90試合のレギュラーシーズンを終え、セミファイナルシリーズに進出する上位6チームが確定した。
首位で通過したのは、シリーズの大半を首位で過ごした渋谷ABEMAS。リーダー多井隆晴(RMU)は「全員がポイントをプラスで終えるという目標が達成できた。伸びしろがあるし、いいチームだなと思った」と自画自賛で今期を振り返った。
そして2位は昨年、新規参戦からファイナルシリーズ進出を果たし、今期はさらなる躍進が期待されるKADOKAWAサクラナイツ。新加入の堀慎吾(協会)が期待に応える9勝を獲得、個人成績でも4位と大活躍、内川幸太郎(連盟)とのダブルエース体制でセミファイナルへ挑む。
3位には昨年まさかのレギュラーシーズン敗退となったリーグ初年度覇者の赤坂ドリブンズ。今期も終盤まで苦戦が続いていたが、最終戦で村上淳(最高位戦)がトップとなり、通過をほぼ確定させた。
4位はEX風林火山が名を連ねた。今期開始前に「賞金が発生する3位以内に『上位入賞』できないこと」を敗北と定義し、その際は選手入れ替えを行うという、独自の決めを宣言して臨んだチームは、その劇薬の効果あってか序盤から首位を独走。年明けからトップに見放され、最後はマイナス域に沈んだものの、一度もレギュラーシーズン敗退ポジションである7位以下には落ちることなく通過を決めた。
5位は今期個人成績で首位、公約通りにMVPを掴み取った佐々木寿人(連盟)擁するKONAMI麻雀格闘倶楽部。そして6位はチーム最終戦で黒沢咲(連盟)が劇的な満貫ツモによる逆転トップを決め、Twitterトレンド入りも果たしファンを席捲したTEAM雷電。最終節の結果待ちを経て、レギュラーシーズン突破を決めた。
上記6チームが次のステージに進み、さらなる激闘を繰り広げる。セミファイナルステージは4月12日から4月30日、各チーム16試合、全24試合で行われる。
【3月12日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +654.7(90/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +497.3(90/90)
3位 赤坂ドリブンズ ▲3.2(90/90)
4位 EX風林火山 ▲108.8(90/90)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲168.5(90/90)
6位 TEAM雷電 ▲210.5(90/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲264.3(90/90)
8位 セガサミーフェニックス ▲396.7(90/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







