「やり残したことはない…」緻密な戦略で“侵略者”に勝利 修斗を愛する王者・岡田遼の涙のワケ

　MMAの老舗であり、佐山聡が創始した修斗は、長い歴史を誇るだけにそこに愛着と誇りを持つ選手も多い。
　世界バンタム級王者の岡田遼もその一人。これまで数々のチャンピオンを輩出してきたパラエストラ千葉ネットワークの選手だ。マイクアピールでの決め台詞は「修斗を愛してるから」。
【映像】試合の様子
　3月20日の後楽園ホール大会、岡田は初防衛戦で大塚隆史と対戦した。大塚は元DEEP王者。つまりは“外敵”“侵略者”だ。「修斗愛」を語る岡田に、大塚は「修斗、修斗うるせえな」。立場も考え方もまったく違うからこそ緊張感のあるマッチメイクだった。岡田にとっては絶対に負けたくないタイプの選手だとも言える。修斗愛のない選手に修斗のベルトを渡すわけにはいかない。