将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が3月23日、竜王戦2組ランキング戦の準決勝で、松尾歩八段(40)と午前10時から対局を開始した。藤井王位・棋聖は、本局が今年度最終戦。勝利すれば、来期の1組昇級とともに年間勝率では史上初となる、2度目の勝率.840超えを達成する。
昨夏から棋聖、王位と続けてタイトルを獲得、さらに朝日杯将棋オープン戦、銀河戦と全棋士参加の一般棋戦も優勝した藤井王位・棋聖だが、昨年末からさらに勢いを加速。トップ棋士との対局が続く中、現在は公式戦16連勝中と勝ちまくっている。竜王戦のランキング戦では6組から3組まで一度も負けず、全て優勝。今期は史上初、5期連続優勝まであと2つと迫っている。
2020年度の最終戦だが、本局にかかるものは多い。勝てば2組の上位2人に入り、来期の1組昇級が決定。5期連続での本戦出場も決まる。決勝に進めば渡辺明名人(棋王、王将、36)と八代弥七段(27)の勝者とぶつかる。また、年度成績では既に勝率1位は確定させているが、勝てば自身2度目の勝率.840超えを果たし、これは過去に達成した棋士がいない。また勝数でも、永瀬拓矢王座(28)と43勝で並ぶが、単独1位になることができる。一方、連勝数は現在最多の「16」ではあるものの、年度をまたいで継続した場合は、来年度に持ち越されるため、現在2位の澤田真吾七段(29)が1位になるという珍現象も生まれる。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)



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