歴代ワースト90連敗 勝南桜の勝機はどこだ 随所で見せる稽古の成果
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 序ノ口の勝南桜が今場所7番目の相撲に敗れ、史上最多の90連敗を喫した。2015年九月場所の初土俵以来、約5年半土俵を務めてきた中で挙げた白星は3つ。番付はずっと序ノ口にとどまったままだ。2016年五月場所から2018年七月場所にかけては89連敗をマークしたが、今場所で自身が持つ歴代ワースト記録を更新してしまった。

【動画】ワースト90連敗を喫した勝南桜

 直近の白星は2年前の一月場所。以来、土俵に上がっては負け続け、今年一月場所には四股名を「服部桜」から出身地である神奈川県茅ケ崎市にちなみ、勝ちも願って湘南の「湘」に「勝」の字をあて「勝南桜」に改名。下の名前も将棋で最多連勝記録を持つ将棋界の天才・藤井聡太二冠にあやかって「聡太」に変えたが効果はなかった。

 今場所も白星は依然遠く、十一日目には6戦全敗となり、自身が以前作った史上最多連敗記録に並んだ。それでも白星への執念を感じさせる相撲もあった。3番相撲の大翔洸戦は左四つの体勢から右を巻き替えて寄って出たが土俵際であと一歩及ばず。5敗目を喫した若箭原との一番も土俵際まで寄られたが必死にこらえて体勢を入れ替える場面もあった。

 右四つ、左上手を引きつけて前に攻め込んだり、随所で見せる右の巻き替えなどは日ごろの稽古の成果なのかもしれない。中学時代は陸上の長距離に打ち込んでいたことからスタミナ面の下地はある程度ありそうだ。その辺りに突破口を見出したかったが、今場所7敗目の沼野戦は立ち合いから圧倒され、廻しを取ることもできずに成すすべなく土俵を割った。初土俵以来、連続負け越しも32場所となり、通算成績は3勝224敗1休。

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